ノジマ相模原が延長タイブレークの末、20-17でオービックから初勝利を挙げた。
17-17で先攻はオービック。QB菅原がTDを狙ったパスを、ノジマDB佐久間がインターセプトして、0点に抑えると、ノジマはラン攻撃で着実にゴールに迫った。最後はK望月がFGを決め、悲願の勝利をモノにした。
ノジマは立ち上がりにリズムをつかんだ。第1Q4分57秒、新QBアンダーソンがRB金子へパス。金子は右サイドラインを粘って10ヤードのTDを決めた。同Q10分10秒にオービックK長尾に23ヤードFGを返されるが、第2Q2分15秒にはK望月が47ヤードのFGを決め、優位に試合を進めた。
対するオービックは、QB菅原のパスが思うように通らない。前半終了間際には、QBサックやパスインターセプトにも遭って、前半は7点のビハインドで折り返した。
オービックは第3Q2分24秒、QB畑がRB古谷へ16ヤードTDパスを決めるが、2点コンバージョンのパスを失敗し、10-9と追いつけない。するとノジマは同Q4分36秒、DBナティカウラが37ヤードのインターセプトTDを奪い、17-9と突き放した。
オービックも地力を見せ、第4Q4分10秒、RB望月が2ヤードTDランを返す。そして、QB菅原が2点コンバージョンのパスを今度は成功させ、ついに同点に追い付いた。
しかし、ここからオービックは決め手を欠く。かつてチームを4年連続日本一に導いた菅原のパスが決まらず、試合は延長へ。最後もインターセプトを食らい、力尽きた。
宿敵からの勝利にノジマはお祭り騒ぎ。主将のRB東松はうれし涙で顔をぬらしながら「4年間悔しい思いをしてきたが、今日はチームの気持ちが1つになっていた」と声を絞り出した。優勝候補筆頭の富士通戦(10月3日午後2時、富士通スタジアム川崎)に向け、「てんぐにならずに、全員で勝ちにいく」と気合を入れた。
2つのインターセプトでチームに勢いをつけたDB北村は「練習で準備してきた狙い通りにできた。オービックは強いは、こちらに運があった。早く富士通とやりたい」と笑顔を見せた。
思わぬ敗戦にオービック大橋ヘッドコーチは「ノジマは新QBによって、チーム全体の遂行力が上がってにいた。僕らはミスがあった。準備ができていなかった」と反省した。そして、「今後は相手をどうしのぐかより、自分たちのもの(力)を出し切る必要がある。イニシアチブを取り続けるゲームをしなくてはいけない」と、富士通戦(10月17日午後2時、富士通スタジアム川崎)に目標を切り替えていた。


