箱根3連覇中の青学大にわずか4秒差。1996年以来の箱根総合優勝に向け、好スタートを切った。

1区から順に浜口大和(2年)、松尾翼(1年)、佐藤蓮(4年)、徳山博貴(1年)、伊藤春輝(4年)、鈴木耕太郎(4年)、蒲生悠(1年)、門間蒼大(1年)を配置した。

1区浜口が2番手に3秒差をつけてトップでタスキリレー。そこから3選手が区間4位以内にまとめた。 最上級生の5区(7・5キロ)の伊藤が、22分43秒の区間新記録で快走。2番手の順大に48秒差をつけ、その後も3選手が区間4位以内の好走で順位を死守してみせた。

スタートから優勝の足がかりをつくった浜口は主催者のライブ配信インタビューに応じ、「目標は区間賞を一つ目標にしていたので、その目標が達成できて一安心」と実感を込めた。

前回大会では青学大に大差で敗れて2位と苦杯をのんだ。

1区区間賞で走り終えた後は、仲間とともに陣地でライブ配信を視聴していた。終わってみれば一度も首位を譲らない完全優勝だ。

しかし、中盤以降のライバルの追い上げもあり、「みんなで『優勝だな』って見ていたんですけど、途中から危ないなみたいなところもあって、本当にハラハラドキドキしながらみんなで見ていました」と苦笑いで振り返る。

それでも、最後は中大OBで現コーチの滋氏を父に持つアンカー門間がラスト勝負を制し、青学大に雪辱を果たした。

ゴール後、後輩をたたえた浜口は「門間が『ラスト400でなんとか勝ちきりました』と言っていたので意外と余裕あるな」。2年ぶりの優勝に「目標通りの結果だったので100点かな」と満点評価した。

ただ、秋から始まる大学3大駅伝(出雲、全日本、箱根)に向けた挑戦はまだ始まったばかりだ。

勝利を喜んでいた浜口も7月から北海道で始まる夏季レース「ホクレン・ディスタンスチャレンジ」に向け、ねじを巻き直す。

「タイムをしっかり狙えるように頑張っていきたい」。

四半世紀以上も阻まれた栄光への壁を壊すため、今夏もおごらず、己を磨き続ける。