日本のLS北見が、男女を通じてカーリングで日本勢初のメダルとなる「銅」を獲得した。スキップ藤沢五月(26)を、サード知那美(26)とリード夕梨花(24)の吉田姉妹、セカンド鈴木夕湖(26)をはじめ、リザーブに回ったチーム創設者の本橋麻里(31)らが支えて偉業を成し遂げた。コーチ陣を含めたチーム力で、大きな夢を結実させた。

 LS北見の躍進に、カーリング大国カナダから来日5年、32歳のジェームス・リンド・コーチの存在がある。13年7月に来日。日本代表コーチとして本場の技術、戦術、何よりもメンタル面を指導。昨年末には「私は君たちを信じているのに、君たちは自分を信じていない」と弱気になった選手を一喝。チームスローガン「ステイ・ポジティブ」は同コーチの影響が大きい。「日本で初めてのメダル。歴史的な日。とてもハッピーだ」と喜んでいた。