平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)の代表入りを逃した韓国のアルペンスキー男子の3選手が4日、1月の選手団結団式の当日まで落選を知らされず苦痛を受けたと訴え、開閉会式が行われる平昌五輪スタジアム付近で韓国スキー協会に対する抗議集会を開いた。家族や友人ら約50人が集まり、3人の五輪出場を訴えた。

 抗議したのは慶成顕さん(27)ら3人。韓国男子の出場枠は2で、他の2選手が代表入りしたが、選手らに周知されなかったもようだ。ソウルで開かれた結団式には慶さんも出席。会場に映し出された選手一覧には、慶さんらの名前と顔写真も含まれていた。

 3人は既に配られていた韓国代表のコートを着て「結団式の10分前に知人から代表落選を知らされた。協会からは何の説明もない」と訴えた。

 抗議集会には協会関係者も訪れ「申し訳ない」と陳謝。記者団には「詳しい経緯を調査している」と述べるにとどめた。