打倒尾崎睦にかけた児玉碧衣(19=福岡)の夢は、かなわなかった。

 赤板6番手から仕掛けて先行も後位の三宅玲奈に最終2角まくりを浴びてさらに外から尾崎のまくり一撃を食らった。「力は出し切れたが力負けです」。涙はない。逃げつぶれることなく、2着に粘った走りは巻き返しへ最良の糧だ。決勝は滝沢正光校長が選抜する滝沢エリート(TE)教場4人(児玉、尾崎、三宅、細田愛未)の激突。「TEの3人と踏み合うことができた」ことが勲章だ。同門で最強の小林優香(21=福岡)と練習を積んでプロの舞台でリベンジする。