G大阪が広島に競り勝ち、勝ち点3を奪った。

 広島は前半開始39秒でいきなり好機をつかむ。左サイドからMF柏好文(27)がゴール前のMF野津田岳人(20)へ絶妙のクロス。これを頭で合わせるが、惜しくもバー。同17分には、野津田がペナルティーエリア付近から豪快なミドルを放つも、GK東口がかろうじて片手で触り枠から外れた。

 G大阪は同26分、MF阿部浩之(25)からゴール前のFWリンス(27)へパスが渡るがシュートはゴール上だった。

 後半2分、G大阪FW宇佐美貴史(23)がDF2人に囲まれながらドリブル突破。ペナルティーエリア内でDFの間を抜いてMF大森晃太郎(23)へパス。大森のシュートは惜しくも枠外に飛んだ。

 均衡を破ったのはG大阪。後半15分、リンスがゴール前で岩下からのクロスを頭で合わせてゴール。今季初得点が決勝点となった。

 この日、フル出場した広島DF水本裕貴(29)は、フィールド選手の連続フルタイムJ1タイ記録となる126試合出場を達成。服部公太(広島)に並んだ。