第105回全国高校サッカー選手権大会の東京B代表を決める大会(都2次予選)の準々決勝で、誤審騒動が起きて物議を醸していた問題で、判定が覆った。東京都高体連サッカー部が29日、公式サイトを更新。「経緯および決定事項」として、試合結果をひっくり返す決定を発表した。
東海大高輪台と駿台学園の準々決勝は0-0でPK戦に突入。その経緯に触れながら次の通り公表した。
「次回戦進出チームを決定するために実施したPK戦において、ゴールネットの破損に気づかずに進行した結果、東海大学付属高輪台高等学校の13人目のキックに対するゴール判定に重大な誤りがあったことが判明したため、主催者である東京都サッカー協会および東京都高体連サッカー専門部が協議を行い、主催者の判断により、次回戦進出チームを東海大学付属高輪台高等学校とすることを決定いたしました」
騒動を巡っては、SNSで広く拡散されていた。準決勝進出を懸けて、東海大高輪台と駿台学園が対戦。両者譲らず0-0で突入したPK戦で、決めれば4強という場面で、東海大高輪台の選手が右足でゴール右隅に決めた。しかしここから、まさかの事態に発展していた。
観戦者による状況の説明ポストや動画の投稿によると、会場のゴールネットに穴があり、突き刺さったはずのボールは枠内にとどまらず、ゴールマウスの外へ飛び出していた。
キッカーは喜び、駿台学園のGKも悔しがっていたが、レフェリーからはゴール右側へ外れたように見えたのか、主審は試合終了の笛を1度は吹いたものの、副審からの助言など、審判団で協議の末に「失敗」と判定された。
最終的に、勝利を決めていたはずの東海大高輪台がPK戦11-12のスコアで敗退する事態となった。
一夜明けた25日、駿台学園高はXで「昨日の試合に関しては現在協議中となりました。結果が分かり次第ご報告させて頂きます」と投稿。都高体連サッカー部も「現在協議中」と報告して、展開の行方が注目されていた。
結果は、極めて異例の判定が覆り、勝者が入れ替わる決定となった。



