広島は15日、ホーム新潟戦(Eスタ)の前に試合会場で熊本地震被災地への義援金募金活動を行った。ベンチ外だった選手と織田社長、原副チェアマンが募金を呼びかけた。

 昨季、J2熊本に期限付き移籍していたDF大谷尚輝(20)は「昨日地震が起きて、こういうこと(募金)をしたいと思っていたので、関われて良かった」。

 大谷と熊本時代に交流が深かった選手が被災した。同い年の熊本MF嶋田慎太郎とMF上村周平は、震度7を記録した益城町に在住。すぐに電話したがつながらず、大谷は「10分後ぐらいに折り返しがかかってきて、家の中の家具とかが全て倒れたと言ってました。声も冷静じゃなかった」と切迫した状況を感じとったという。

 今後は「先輩にも(選手会として)何かやろうと言えたら。お世話になったところなので、何かしたい」と協力していくことを誓った。