プリンセス関西2009特集
美しくハツラツとした女子大生たちが関西を元気にする―。関西で最も輝いて見える女子大生を選ぶ「プリンセス関西2009」(日刊スポーツ後援)のファイナルが9日、大阪堂島フォーラムで行われ、総エントリー428人の中から関西学院大の斉藤理沙さん(19)がグランプリに輝いた。会場は最終選考に残った24人の女子大生たちが栄冠目指して個性豊かな自己PRで盛り上がり熱気に包まれた。なお凖グランプリは同志社女子大の西村渚さん(20)。特別賞をはじめそのほか各賞も合わせて選出された。
グランプリは関西学院大 斉藤理沙さん
- グランプリに輝いた斉藤理沙さんは花束を受け取ると大粒の涙を流した
ファイナリストが勢ぞろいしたステージ上。各賞が発表されて残されたコールはグランプリのみ。かたずをのんで静まりかえる会場に斉藤理沙さんの名前がコールされた。一気に歓声に包まれた会場。喜びにぼうぜんとした姿の斉藤さんは必死に涙をこらえた。感動に声は震えた。「自分がグランプリになるとは思っていなかった。今回はダメだったんだな、また出直そうと思っているときに名前が呼ばれた」。驚きと感動の余りしばらくその場を動けなかった。自己アピールでは得意のダンスを披露するのではなく、「人はひとりでは生きていけない。助けられることで愛されていることに気づいた」と周囲の人たちの愛情が支えになっていることを訴えた。ミスコンに出るかどうか悩んだときも母親が「やってみなきゃ分からないよ」と背中を押してくれた。
将来の目標はモデル、女優、タレント。「人間的な幅を広げるためにもいろんなことに挑戦したいし、子どもたちに希望を与えるような教師にもなりたい」という。高校1年のときにはアクターズスクールの入学オーディションに合格した。小学校のときから安室奈美恵にあこがれていた。両親から「自分の力で通えるようになるまではダメ」と反対され、高校入学後に「自分の力でできるんじゃないかな」とオーディションを受けた。「安室さんのスタイルを目指すのではなく、安室さんの生き方が好き。自分の考えを持っているところが好き」だと言う。
関西圏261の大学に通う女子大生が対象のミスコンの頂点に立った。勝負服は女の子らしくをコンセプトに母親といっしょに選んだ。「今日の衣装は私服に近い衣装です(白いワンピースに黒のベルト)」。純白の衣装が関西で一番輝いた女子大生をより一層美しく際立たせることになった。フィナーレは24人のファイナリストとともに「ありがとう」の感謝の気持ちを最高の笑顔に込めた。
手品、詩吟... 24人のファイナリストが猛アピール
昨年4月にスタートした「プリンセス関西2009」は、関西圏の261の大学を対象にして総エントリーは428人。1次審査をパスした100人がインターネット投票で得票を積み重ねた。最終選考のファイナルには京都、大阪、神戸の3地区の得票上位各8人が進出。グランプリは会場入場者による投票で決まる。当日の入場者は超満員の887人。どれだけ自己アピールが受け入れられるかが決め手になる。全員が着物姿と勝負服で行う2度の自己アピールで栄冠を目指した。エントリー順に24人のファイナリストが思い思いに個性を生かして熱く、そしてほほ笑ましく自己PRした。
会場から家族や友人たちからの声援も飛ぶ中、女子大生らしい活発なパフォーマンスで会場を大いに沸かせた。得意の歌声をアカペラで熱唱するもの。芸人顔負けの手品を披露して会場をうならせるもの。ゲストで登場したお笑い芸人天津のお株を奪う“詩吟”を吟じて爆笑を誘った芸達者まで登場。まさにイベントの趣旨通り“関西を女子大生が元気にする”あっぱれな姿を披露した面々。閉会の後も待ち受けた仲間たちと明るく盛り上がる姿は、湿りがちな世間の風を吹き飛ばしてくれそうな元気を感じた。
“婚活”宣言の磯山さやかがゲストで登場
- プレゼンターを務め、会場を盛り上げた磯山さやか
グランプリのプレゼンターを務めたタレントの磯山さやか(26)も関西の女子大生たちの元気パワーに圧倒された様子。「関西的と言うか、みなさんのアピールやパフォーマンスが個性的で、見ていてもとても楽しかった。緊張してたでしょうけど立派でしたね。私の方が緊張しましたよ」と感想を話した。昨年はダイエットの有言実行で注目を集めた磯山。今年は新年早々から“婚活”宣言でさらに注目を集めている。「私自身もビックリですが年内結婚を目指すってことになっちゃって…。お見合いもしてみるし、女磨きをしてマジ頑張ります。ブログでも花婿募集しま~す」と、こちらも出場者に負けずに元気いっぱいの笑顔を見せた。
ニッカンファン 吉田友子さんが日刊スポーツ賞
- 日刊スポーツ賞に選ばれた吉田友子さん
日刊スポーツ賞に輝いた吉田友子さん(20)は根っからのニッカンファン。受賞の瞬間と同時に目がうるうる。「自己PRで言い忘れましたが泣き虫です。いま、涙を我慢してます」と感激のスピーチ。スポーツ好きの兄の影響でニッカンは幼いころからのなじみとかで大喜びの受賞となった。なお、受賞のご褒美として阪神真弓監督が出演する日刊スポーツ創刊60周年記念トークショー「真弓阪神V奪還のトラ年」のアシスタント出演も決定した。
受賞者プロフィル
(1)大学学部名(2)出身地(3)星座(4)趣味、特技(5)将来の夢(6)ひと言
- グランプリ 斉藤理沙(19)
- (1)関西学院大=人間福祉学部1回生 (2)大阪府 (3)てんびん座 (4)買い物、ファッションメーク、ダンス (5)中身のある人間として人に夢を与えられるような仕事をしたい。 (6)応援してくれたみなさんの気持ちを裏切らないように頑張ります。
- 凖グランプリ 西村渚(20)
- (1)同志社女子大=現代社会学部2回生 (2)滋賀県 (3)かに座 (4)カフェ巡り、お菓子作り (5)明確なものはないけど色々なことに興味を持って視野を広げます。 (6)外見も中身も品のある女性を目指します。凖グランプリになれてとてもうれしいです。
- 日刊スポーツ賞 吉田友子(20)
- (1)羽衣国際大=産業社会学部2回生 (2)京都府 (3)おうし座 (4)フルートを吹くこと、接客 (5)人との出会いを大切にしていきたいので航空業、ホテル業、旅行業などの仕事に就きたいです。 (6)涙もろいですが人を笑顔にします。
- RIMMEL賞 寺尾美紀(22)
- (1)大阪市立大=商学部4回生 (2)大阪府 (3)ふたご座 (4)ダンス、バレーボール (5)美人女社長!新しい形のトータルビューティーサロンの開業。 (6)人から見られて自分も頑張ってみようって思われるようなすてきな女性になりたいです。
- キモノハーツ賞 炭谷恵子(20)
- (1)京都外大=外国語学部2回生 (2)大阪府 (3)おうし座 (4)ピアノ、音楽 (5)人を変えられるような輝く女性になること。自分にも余裕を持ち相手にも何かできる人になりたい。 (6)いろいろな人に出会い、それを大切にしたいです。
- GIZA賞 久田真梨子(20)
- (1)京都女子大=発達教育学部2回生 (2)大阪府 (3)しし座 (4)お菓子作り (5)幼稚園の先生になること。最近は小学校の先生もいいなと思ってます。 (6)家族や友人、ブログを見ていただいたみなさん、スタッフの方々に心から感謝してます。
- シンフォニア賞 国沢結香子(19)
- (1)京都女子大=発達教育学部2回生 (2)大阪府 (3)やぎ座 (4)旅行、一人旅 (5)小学校教諭。特別番組で特集を組まれるような熱心で、魅力的な教師になりたいです! (6)周りの友達の大切さも分かり、とてもいい思い出になりました。
- 特別賞 山本詩子(26)
- (1)京大大学院=工学研究科修士2回生 (2)福岡県 (3)しし座 (4)写真撮影、社交ダンス (5)より多くの人の役に立つ研究をすること。 (6)研究者という職業のイメージを明るくできるように殻に閉じこもらない研究者を目指しています。
- PV賞 守谷由梨佳(20)
- (1)関大=法学部3回生 (2)大阪府 (3)牡羊座 (4)英語、金魚すくい (5)英会話スクールの経営がしたい。幼い時から英語に慣れ親しむことで英語を一層好きになってもらいたい。 (6)ここまでやれて感謝の気持ちでいっぱいです。
プリンセス関西2009概要
関西最大級のミスコンテスト。女子大生の輝ける場の創造と学生の側から関西を盛り上げることをコンセプトに2007年より開催されて3回目。参加資格は関西圏の大学生、大学院生、短大生であること。規定の応募フォームでエントリーし、1次審査をクリアした後にインターネット上での投票による2次審査に進む。京都、大阪、神戸の3地区それぞれの得点上位者8人、合計24人が最終審査のファイナルに進み、開場来場者の投票でその年度のグランプリ1人、凖グランプリを選出する。そのほか各賞は協賛社などの推薦で決定する。なお、2010年度からは高校生、社会人のエントリーも可能になる。
問い合わせはホームページ http://www.prikan2009.com/
主催 AFA株式会社
後援 日刊スポーツ
協賛 GIZAstudio、RIMMEL、キモノハーツ神戸、株式会社シンフォニア、有限会社ミッション
協力 MusicJapan、エフエム大阪、有限会社CreatveWideCompany、株式会社日仏商会