<青木功・日野皓正フィールズ・チャリティプロアマ>◇初日◇16日◇千葉・麻倉GC(6752ヤード、パー72)◇賞金総額2540万円(優勝500万円)
石川遼(17=パナソニック)が、25日の全米オープン日本最終予選(茨城・龍ケ崎CC)へ「3つの課題」を克服した。プロアマのチャリティーマッチで通常のツアーよりも短いコースだったが、プロ転向後、最少スコアの64で首位に立った。9バーディー(1ボギー)もプロ最多。同最終予選前の最後のトーナメントで(1)集中力(2)アプローチショット(3)フェード打ちに進化を証明。青木功からも太鼓判を押され、全米オープン(6月18日開幕、ニューヨーク)出場に手応えをつかんだ。
プロツアーと同じガッツポーズだった。前半の9番パー4。石川は約2メートルのパットをねじ込み、6個目のバーディーを奪うと、右拳をグッと握った。結局、この日はプロでは最多となる9バーディーを量産した。大半が7000ヤードを超える通常ツアーのコースより短い6752ヤード。プロアマ戦用にラフも短かった。それでも「ここまでいいとは」と本人も驚いていた。
芸能人らとのプロアマ戦だったが、あくまでプレーは「超本気」モードを貫いた。「プライベートとは違うし、気持ちは(ツアーと)変わらなかった」(石川)。そして9日後に迫った全米オープン日本最終予選の突破へ、「3つの課題」を自分に課してティーグラウンドに立った。
(1)集中力
俳優の舘ひろしとアマ選手に教えながらのラウンドだったが、その中で自分のプレーに入る1分前から「ゾーンに入った」と集中を高めた。
(2)アプローチショット
グリーン前からのサンドウエッジ、アプローチウエッジからのショットをピンから半径4メートル以内を目標とし、ほぼ4メートル以内につけた。
(3)フェード打ち
9日に尾崎将司から学んだフェードを実践。右ドッグレッグの15番パー4の第1打で、見事グリーン前につけた。
全米オープン日本最終予選直前の2日間は、大会会場で練習ができない。その意味でもこの日は本番を意識してラウンドした。
石川
気持ちのオンオフはしっかりできたし、ショットの方向、距離感も良かった。15番のフェードもうまくいった。
終了後、2位につけた倉本が「年寄りの試合だから、空気読めと言ってたのに…。遼のばか…」とキツイ冗談を口にするほどのほぼ完ぺきなプレー。今大会を主催した青木も「いい結果が出れば自信になる。こういう大会でやりたいことを試せば、ツアーでも使えるよ」。チャリティーに協力しつつ、17歳は自らの課題もしっかりとクリアした。【田口潤】


