各校各日4人中上位3人の合計で争い、男子は埼玉栄(埼玉)が通算19アンダー413で逆転優勝を決めた。

第1日は3連覇を目指した佐野日大(栃木)に5打差の2位だったが、最終日にスコアを9つ伸ばし、佐野日大を1打差でかわした。女子は第一学院(茨城)が初の栄冠に輝いた。第1日の4位から2位となった明秀学園日立(茨城)の追い上げを3打差で振り切り、通算18アンダー414で逃げ切った。上位の男子14校と女子11校が全国高校選手権団体の部(8月26~28日、栃木・サンヒルズCC)に進んだ。

 

○‥男子の埼玉栄は、2年生カルテットで昨年の借りを返した。前回は最終日の前半で佐野日大に5打リードするも、最後に1打差の逆転負け。今回は、まるで正反対の逆転勝ちを演じてみせた。戸村空汰が通算9アンダー、清水悠雅が同7アンダーでチームを牽引(けんいん)した。

戸村は第1日、5バーディー、1ボギーだったが、この日は5バーディーでボギーなしとノーミスのプレー。「今日はドライバーが曲がっても打てる場所で止まり、少し長めのパットも入った」と納得の表情を見せた。7番392ヤードのパー4、残り125ヤードのアゲンストをピッチングウェッジでピン左5メートルに2オン。上りのスライスラインを「50センチオーバーの感じで打って」真ん中から沈め、「リズムをつかんだ」。

去年の逆転負けメンバーで、「今年は勝ちたい」とチーム内で話していた。「リベンジできてうれしいが、全国大会があるので、そこでもっとスコアを上げていきたい」という。その全国大会では、連覇が期待される。戸村はチームについて、「相手のスコアをあまり気にせずに、目標スコアを目指せる」とムードの良さを強調。連覇に自信をのぞかせていた。

 

○‥女子の第一学院は、最終日もエースの仁科優花(2年)が5アンダー67をマークする大車輪の活躍を見せた。内容は1イーグル、4バーディー、1ボギー。前日にイーグルを逃した10番486ヤードのパー5で、見事に2打縮めてみせた。右フェアウェーからの残り165ヤードの第2打を、6番アイアンでピン手前1メートルにつけると、「上りスライスの”決めたい”ライン」を自信をもってカップインさせた。

前半を終え、チームはルネサンス(茨城)に2打差まで迫られていた。そこで飛び出した仁科のイーグル。後続の各校を突き放す会心のホールとなった。それでも、仁科は「順位は全員が上がるまで分からないと思ったので、(その後も)毎ホールに集中した」。そして、上がってみれば、結果は初の団体優勝。「3人で勝てたのはうれしい」と思わず笑みを漏らした。

最後に仁科は、チームが今大会で最終日にスコアを伸ばし切れなかった点を反省。「全国大会では優勝を狙っているので、2日目に伸ばしたい」と気持ちを引き締めていた。

 

<男子上位成績>

【1位】埼玉栄(埼玉)413=206・207(清水悠雅69・68、今田昌也73・72、沖田雫69・72、戸村空汰68・67)

【2位】佐野日大(栃木)414=201・213(高浦維吹68・73、林田遼汰68・73、高木暢仁65・72、佐藤ミラー72・68)

【3位】作新学院(栃木)425=217・208(篠原獅童75・71、千葉紫音75・-、渡辺優名利71・71、水沼勇太71・66、粂谷莉央-・76)

 

<女子上位成績>

【1位】第一学院(茨城)414=202・212(仁科優花65・67、飯田柚月69・73、安藤絹68・72)

【2位】明秀学園日立(茨城)417=210・207(林ソフィア71・71、新井俐奈70・72、人見陽乃亜69・68、林愛輝美71・68)

【3位】ルネサンス(茨城)418=207・211(高木杏衣71・73、重原純奈70・70、五月女愛来70・74、戸高玲奈67・68)

<主催>関東高等学校・中学校ゴルフ連盟<共催>日刊スポーツホールディングス<後援>大田原市、関東ゴルフ連盟、PGA、栃木県プロ協会、スポーツニッポン新聞社、報知新聞社<協賛>住友ゴム工業(ダンロップ)、アクシネット・ジャパン・インク、ミズノ、ヨネックス、グラファイトデザイン、ピア21<協力>那須野ケ原CC、千成GC