男子ゴルフの今季最終戦、日本シリーズJT杯は3日、東京・東京よみうりCC(7016ヤード、パー70)で開幕する。賞金ランク1位の石川遼(18=パナソニック)は2日、プロアマ戦に参加し、初日同組の賞金ランク2位池田勇太(23)と健闘を誓い合った。賞金王獲得なら日本、米国、欧州などを含む主要6大ツアーの最年少記録。関係者は、偉業達成時に英国のギネス・ワールド・レコーズ社へ「ギネス記録」として申請する意向を示した。

 石川が、2つ目のギネス記録に挑む。賞金王獲得なら、日本ツアーの73年尾崎将司の26歳を超えるだけでなく、世界の主要ツアーでも最も若いキングとなる。関係者は、賞金王を獲得すればギネス・ワールド・レコーズ社に申請する意向を示した。2年前の15歳245日での「世界ツアー史上最年少優勝」に続き、同社から「世界最年少賞金王」と認定される可能性が出てきた。

 これまでの最年少賞金王記録は、欧州ツアーで76年にバレステロスが作った19歳6カ月。13試合で1勝し、現在のユーロ換算で5万5306ユーロ(約719万円)を稼いだ。米ツアーの記録を持つウッズですら97年に作った21歳だった。

 この日のプロアマ戦後には、初日に同組で直接対決する池田とがっちりと握手を交わした。優勝しない限り逆転賞金王がない池田が「どちらが勝つにせよ、お互いに楽しく、悔いの残らないプレーを4日間続けましょう」と言うのに対し、「僕も同じです。池田さんとプレーするのも今季最後なので、喜びをかみしめながらプレーしたい」と言葉に力がこもった。

 今大会のために、夏から採寸を重ねて準備していたベスト調の「勝負服」も披露した。開幕戦以来となるハンチング帽と合わせ、テーマは「英国紳士」。「今週にずっと取っておいたので、気合が入ります」とほほ笑んだ。ベストはこの日着用した紺の他に赤もある。最終日に赤パンツ、白シャツの通常の勝負服に合わせて着ることもありそうだ。

 8月の全米プロから17週連続で試合に出続けて迎えた最終戦。疲労も感じるが「ここまで来たら疲れとかは問題じゃなく、気持ちの問題。良いショット、良いパットは気持ちから」と決意を示した。ギネス記録もかかる18歳での戴冠へ。いよいよ最終決戦の幕が開ける。