<米男子ゴルフ:世界選手権シリーズ・アクセンチュアマッチプレー選手権>◇3日目◇19日(日本時間20日)◇3回戦8試合◇米アリゾナ州リッツカールトンGC(7849ヤード、パー72)◇賞金総額850万ドル(約7億6500万円)優勝140万ドル(約1億2600万円)
【マラナ=木村有三】石川遼(18=パナソニック)が「自滅」でベスト8進出を逃した。不安定なショットで7ボギーをたたき、世界ランク50位トンチャイ・ジャイディ(40=タイ)に5アンド4と大敗。好不調の激しさ、精神面に課題を残したが、米ツアー3連戦の最後で海外自己最高の9位に入るなど成長も披露。厳しい舞台でもまれた経験を、メジャー第1戦の4月マスターズにつなげる。
珍しく感情のコントロールを失った。想定外のショットに、石川がクラブを地面にたたきつけた。4ダウンで迎えた11番パー5。3番アイアンで2オンを狙った球は右にOB。ジャイディが第1打を右の砂地へ曲げ、差を詰めるチャンスだっただけに、自ら犯したミスが腹立たしかった。
5アンド4の思わぬ大敗。「この3週間、日本で積み上げてきたものを出し尽くした達成感はある。ただ、今日負けたことはすごく悔しい。負け方も内容も、まだまだ課題が残った」と唇をかみしめた。
1回戦では66・6%を誇ったパーオン率が、この日は42・8%に降下。バーディーも1個だけ。「いいときと悪いときの差を小さくしていくことが、すごく大事だなと思った」。精神的な未熟さも感じた。「3アップ、4アップとリードされて、なかなか自分のペースでできなかった。気持ちの余裕がまったくなかった」という。
世界で戦うための課題はまだまだ多いが、海外自己最高の9位に入った。今遠征の獲得賞金は17万6224ドル(約1586万円)。「少し自信になった」と収穫も口にした。日本へ戻り3月に再渡米。そして4月マスターズを目指す。

