男子ゴルフの石川遼(20=パナソニック)が8日、結婚を前提に交際していた幼なじみの一般女性(20)と婚約したことを認めた。予選落ちとなったマスターズから帰国。成田空港で記者会見し「20歳になって決断していいと思った」と、3月に婚約していたことを明かした。既にスポンサーサイドなどにも報告済み。帰国後、友人から祝福メールが届いていたことも確認したという。

 お相手の婚約者とは昨年10月、4年前から交際していることを公表していた。今回の米ツアーにも2週間前のアーノルド・パーマー招待直前に合流。マスターズにも同行し、関係者らに紹介していた。また婚姻届の提出や挙式の時期などは明言せずに未定としたものの、順調ならば今オフにも挙式するとみられる。

 特別招待選手として4度目の出場となったマスターズでは「20歳で優勝」という目標には届かなかった。しかし石川の気持ちは切り替えられている。「残念だが、これが今の実力。この経験を生かしたい」と自らに言い聞かせるように語って気持ちを引き締めた。

 今年1月のソニーオープン(ハワイ)を皮切りに継続してきた米ツアー参戦は、ここでいったん終了。12日からスタートする日本ツアー開幕戦、東建ホームメイト杯(三重・東建多度CC名古屋)に備える。また今後は国内ツアーを中心に活動しながらも、来季のシード権を目指して米ツアーにも出場していく方針だ。