首位発進の翌日は我慢を重ねる展開となった。踏ん張っていた石川遼だったが、最後に暗転した。18番(パー4)で5オン2パットの「7」をたたき「よく我慢できていた。最終ホールだけ。非常に悔しい」と言葉を絞り出した。

 右ラフからの第3打がグリーンからこぼれ落ち、池の手前で止まった。4打目は、弱ければ戻って池に落ちかねない状況でグリーンを越えてしまった。ショットのミスから始まったトリプルボギーに「良くないなと思う。そのつけが回ってきた」と語った。

 第1日は判断や思い切りの良さが好スコアを支えた。痛恨の最終ホールは難しいラフからの2打目など、判断がまずかったと悔やむ。一気にスコアを落とし、首位を維持したナとの差は8打となった。「悔しい。明日(第3ラウンド)にぶつけるしかない」と自らに言い聞かせ、取材を手短に済ませるとすぐにパットの練習に向かった。