ツアー出場2戦目のアマチュア稲見萌寧(もね、15=日本ウェルネス高1年)が6バーディー、2ボギーの68で通算7アンダーまでスコアを伸ばし、首位と4打差4位に浮上した。

 「自分でも驚きです。スコアを気にせず、自分のプレーだけに集中していたんですが…」。

 思わぬ逆転V圏内に戸惑いの笑みを浮かべる。

ツアー競技は4月のヤマハレディースが初出場だったが、予選落ち。

 今大会は主催者推薦選考会のマンデー予選を勝ち抜いて、出場権をもぎ取った。

 「マンデーを通っただけでもうれしいのに、本戦でここまでできるなんて」。逆転Vなら、日本人最速記録。15歳299日での優勝は、勝みなみの15歳293日と6日しか違わぬ、史上2番目の年少記録。大快挙へ、無欲で突き進む。