4位から出た武藤俊憲(37=赤城CC)が6バーディー、1ボギーの66で回り、通算11アンダー、202で首位タイに浮上した。6番で6メートルのバーディーパットを決めると、その後もショット、パットとも安定したプレーでスコアを伸ばした。17番で初めてのボギーとなったが、18番ではカラーからパターで沈めて取り返した。「数字に捕らわれず、1ショット、1ショットと思っていた。いい位置にいると思います」と納得の表情で振り返った。

 燃える材料がある。同じ群馬出身で同い年の矢野東(37=フリー)もトップで並んでおり、初めて最終日最終組で同組となる。「もちろん(大事なのは)そこですよ。中学時代からのライバルですから。向こうの方がはるかにうまかったけど。2人でおもしろい試合になれば」と意気込んだ。