プロ19年目の大竹エイカ(43=フリー)がステップアップツアー通算3勝目を飾った。1打差2位スタートの最終日、71をマークして通算5アンダー139とし、鎌田ヒロミ(25=スターツ笠間GC)とのプレーオフに突入。18番パー5を使ったプレーオフ2ホール目にバーディーを奪い、勝負を決めた。大竹は17日開幕のサマンサタバサレディースからツアー4試合の出場権を獲得した。

 大竹は「まさか勝てるとは思いませんでした」。昨年のQTで失敗し、今大会は昨年のステップアップツアー(カストロールレディース)優勝の資格で出場した。

 ベテランとなった今もツアー有数の飛ばし屋で知られる。この日もプレーオフ2ホール目にパー5で2オンに成功させ、2パットのバーディーを奪った。「30代前半から比べて、キャリーで15ヤードは落ちた」とこぼすが「今週はずっと思い切り振りちぎってやろうと決めていたので」と言い、フルスイングを貫いた優勝に笑顔が絶えなかった。