女子ゴルフ日本ツアーで賞金ランキングトップを独走中のイ・ボミ(26=韓国)が将来的に日本で引退する希望を明かした。30日、大東建託・いい部屋ネットレディース(31日開幕、山梨・鳴沢GC)の練習ラウンド後に「(将来は)日本で引退したいなと思っています。今はゴルフが大好きで、でも狙っても優勝できなくなったら悲しい。(タイミングは)気持ち次第です」と、今後のキャリアプランに言及した。

 出場権を得ていた今週の全英女子オープンも辞退し、悲願の賞金女王獲得に全力を注いでいる。「メジャーにも行きたかったけど、その分、日本のツアーで頑張る」。さらに「今、日本と韓国は文化的にいい関係じゃない。でも、日本のギャラリーはすごく私を応援してくれて、それがうれしいんです」と、日本でのプレーに情熱を傾ける背景を語る。

 賞金ランキング2位のテレサ・ルー(27=台湾)が全英女子オープン参戦のため不在。すでに4000万円以上の差をつけてはいるが「もっと差を広げたい。1億円は早く突破できたから、2億円は無理だと思うけど、もっと頑張る」とニッコリ。油断することなく、一気に突き放すつもりだ。