イ・ボミ(27=韓国)は12番でカラーから“3パット”のボギーで、首位渡辺彩香との差は3打に。だが、ここであきらめず、直後から鮮やかな3連続バーディーを奪った。

 13番パー5では残り228ヤードからの第2打を5番ウッドでピンまで3メートルのイーグルチャンスにつけて、楽々バーディー。「6番(パー5の第2打)でも5番ウッドで花道までいったので、5番ウッドの方向性はいいと自信を持って打ちました」。この1打で息を吹き返し、14番では残り97ヤードからロフト51度のウエッジで30センチにつけて1打差にし、渡辺に重圧をかけた。

 15番では渡辺が第1打を右に曲げ、第2打で乗せられず、4メートルのパーパット。イが先に5メートルのバーディーパットを決め、渡辺が外して首位が入れ替わった。

 イは21日に27歳になったばかり。今季はここまで2勝も2位も7回。「26歳と27歳は違うから、もう2位はないんじゃないか、と言っていて、その通りになったからよかったです」と愛らしい笑みを浮かべた。