小田孔明(39=プレナス)の「勝負服」が吉と出た。3オーバーの68位と出遅れた第1日から一転、6バーディー、1ボギーの66をマークし、通算2アンダー140で8位に浮上。自慢のアイアンショットの精度が光った。

 前日は「1発も入らなかった」と嘆いていたパッティングの不調をカバーするかのように、次々とピンに絡めた。「アンダーに持ってこられて良かった。明日につながる」と力強くした。

 今季初の予選落ちの危機だった。そこで「今季1度もオーバーを打ったことがない」という緑色のウェアを前倒しして投入した。8月の全米プロでは第1日の7オーバー、140位から第2日に「67」をマークして滑り込みで予選を通過。関係者からコースのある地名にちなんで「シボイガンの奇跡」と呼ばれたあの日着ていたウェアも、やはり緑色だった。