黄重坤(23=韓国)は3年ぶりの日本ツアー優勝。「2勝してから3勝目まで長かったです。以前は調子がいい時は優勝することばかり考えていました。今は優勝することを考えてなかったので、勝つことができました。優勝することより、ショットやパットをいい感じで打てることをキープすることが目標です」と話した。

 この日は飛距離こそ石川遼やブレンダン・ジョーンズに及ばない場面もあったが、ショットの安定感と要所でパットを決めて優勝戦線に残り、最後は18番パー5でイーグルを奪って、石川を突き放した。

 今年は9月に韓国ツアーで2位となり、それから自信を持ってプレーできるようになったという。賞金王となった母国の先輩・金庚泰からは「今年前半にドライバーがよくなかった時、『真っすぐのイメージではなく、自分のスタイルで打てばいい』とアドバイスされて、そうしたらいい感じになってきた」と明かした。