順延された第1ラウンドの残りと第2ラウンドが行われたが、日没サスペンデッドで4人がホールアウトできなかった。

 首位から出た松山英樹(23=LEXUS)は4バーディー、3ボギーの70で回り、通算7アンダー、135で首位と3打差の暫定4位につけている。

 3番パー5で左ラフからの第3打を30センチに寄せてバーディーが先行。8番では6メートルのバーディーパットを沈めて一時は9アンダーまでスコアを伸ばした。9番でショットが乱れてボギーをたたき、風の強くなった後半もスコアを1つ落としたが、崩れなかった。

 調整途上のショットについては「良くなる気配がないです。まあいつか良くなると思いますよ。いつかです。来年ぐらいに」と苦笑交じりに話す。それでも「ホントにパーを取るのが一生懸命」と振り返る苦しい中を粘り「よくこの順位で踏みとどまっているなという感じ」とも言った。

 優勝争いも狙える位置で決勝ラウンドを迎えることが確実となったが、淡々と現状を分析している。「やっぱり優勝争いのプレッシャーが掛かってきた時、なかなか、こんなしのぐゴルフでは勝てないと思うし、うん、まあ、あまり高望みせずにやっていけたらなと思う」。状態の悪さを受け入れ、今の自分と向き合いながら残り2日間に臨む。