7バーディー、1ボギーで回った宮里美香が65で首位に立った。安定感を誇るショットにパットもかみ合い「本当に一打一打に集中できた。全体的に良かったと思う」と充実感をにじませた。

 前半の13番(パー3)、1打目をぴたりと寄せたバーディーでリズムをつかんだ。15番からは4連続バーディー。16番で8メートル弱、17番は4メートル、18番は5メートル弱と短くはないパットを次々と決めた。

 昨季は優勝こそなかったが、フェアウエーキープ率、1ラウンドあたりのパット数ともツアー2位の数字をマークした。やや振るわない今季はティーショットの精度を保っているものの、パットはやや苦戦。前夜、メンタルコーチと話してプレーを楽しんでいなかったことに気付き「一打一打にかけてみた」ところ「うまくかみ合った」という。

 目指すリオデジャネイロ五輪は、7月の世界ランキングで日本勢上位2人が出る見通し。2番手の座を争う実力者は「久しぶりにこういうラウンドができたのは自信につながる」とうなずいた。