リオデジャネイロ五輪代表の大山志保(39=大和ハウス工業)は2バーディー、2ボギーの72と伸ばせず、通算1アンダー、143で24位となった。

 首痛による欠場が続いていた国内ツアーは5月の中京テレビ・ブリヂストン・レディース以来。「日本の復帰戦としては、できすぎなくらい」と表情は明るい。この2日間は痛み止めを服用していないが「全く痛くない。完治したと思います。2日間全く痛みが出ないのは最近ではなかったことなので、それが大きいですね。プレーができるようになると、バーディーを取りたい、いいショットをしたいと欲も出てきてしまうんですけど」と笑顔で話す。

 9番では8メートル、16番でも7メートルのパーパットを沈め、ギャラリーを盛り上げた。イメージしたのは五輪の大舞台で追い込まれた時の自分。「これはリオだと、気持ちで打ちました。苦しい場面でも諦めるわけにはいかない。最近、私はあんなパットを入れたことがないですし、やっぱり気持ちですね」とうなずく。

 終盤には父晃さんも会場に到着し、声援を送っていた。最終日は父の前で猛チャージをかけにいく。