2位の小田龍一(39)は前半イン32、後半アウト37の69。「後半は厳しかったです。風が急に出てきて…。午前中の貯金があってよかったです」と照れ笑いした。

 最終9番パー5では第1打を大きく左に引っかけた。その球をギャラリーが誤って拾い上げ、ポケットの中へ。危うく紛失球になりかけたが、その様子を見ていたカメラマンの指摘で、ボールは元の場所に戻された。「たまにありますよね。持って帰られなくてよかった。ロスト(ボール)にならなくてよかった」と胸をなで下ろした。そこから残り210ヤードを5番アイアンで打ったが、逆風で「140ヤードしか飛ばなかった」。だが、第3打でピン2・5メートルに寄せてバーディー締め。ハプニングにも風にも負けずの好スコアだった。