石川遼(24)は強風の中での68は前日に出した66に「匹敵する」と納得顔。通算10アンダーで単独首位に抜け出し、「明日以降もガンガン攻めていくだけ」と優勝へまっしぐらだ。

 6番パー5ではグリーン奥の林からの第3打を「下が砂地なのでダフらないよう集中して」見事に2メートルに寄せてバーディー。11番のボギーの後は「ここでひるんだら駄目だと。きっぱり切って」と気持ちを切り替えた。12番パー3は「向かい風に対し、高い球を出さないように」5番アイアンで低く打ち、ピン手前7メートルにつけてこれを沈めた。13番の1メートル、14番3メートルも決めて3連続バーディー。メンタルの強さも示した。

 同組の永野が熊本出身で、九州で子供たちと触れ合うイベントを計画中と聞くと「自分も協力できれば」とも話したという。