賞金ランク1位イ・ボミ(28=韓国)が大会ホステスプロの意地を見せた。

 首位と6打差21位でスタートしたこの日、6バーディー、1ボギーの67。6打差を守り、順位を9位に上げた。

 「パットの素振りを大きめにして、しっかり打つようにしました。『強く打つ』と思ったら、体に力が入ってしまうので」。前日まで悩んだグリーンの重さにようやく対応し、スコアを伸ばした。

 夕食を連日、クラブハウス内のレストランでとっているが、前日は突然、うな丼が登場した。うなぎと言えば、自分の“勝負メシ”で「ビックリしました。ここのレストランで初めて、うなぎを食べて。社長(延田久弐生大会名誉会長)が気を使ってくださったようで、コックさんも『(ここで)初めてうなどんを作りました』と言ってました」とうれしそうだ。

 大会主催の延田グループと13年からスポンサー契約を結び、14年からは所属契約になった。「私の名前が看板(リーダーボード)に載った方が、大会が盛り上がると思うので」。最終日に6打差逆転で大会初優勝となれば、最高の恩返しになる。