松山英樹が通算18アンダーで逃げ切り優勝した。

 松山はスコアを落としたものの、ウッズがホストを務める大会を初制覇。米ツアーの公式サイトによると「タイガー・ウッズの試合で勝てるということは僕にとっては大きなこと。すごくうれしかった」とうなずいた。

 前半で2つ伸ばして迎えた10番でダブルボギーをたたき、14番もボギーとして「すごく苦しかった」。しかしその後はパーセーブを続け「ボギーを1つ打つと追いつかれると思った。16番からはいいプレーができたかなと思う」と粘りのプレーを振り返った。

 これで個人戦では10月半ば以降に国内外の5試合に出場し、日本オープン選手権、世界選手権シリーズのHSBCチャンピオンズなど4勝をマーク。“タイガー”らしい好調との問いに「少しでも勝てるように一生懸命やっている成果が表れているのかな」と話した。

 「目標はマスターズで勝つことなので、それまでの試合で1つでも多く勝てるように」と悲願のメジャー制覇へ浮かれる様子はない。「このフィールドで勝ったことに自信を持って、次にリードした場面でもっといいプレーができるように頑張っていきたい」と飛躍を期した。