2年連続賞金女王イ・ボミ(28=韓国)が、13年伊藤園レディース以来3年4カ月ぶりの予選落ちの危機を脱した。

 17日は自身日本ツアー初となる2連続ダブルボギーを喫し、48位と出遅れたが、この日は3バーディー、ノーボギーの69。通算2アンダーとし、18位で予選通過を決めた。

 「スタート前から予選カットが気になりました。本当に大丈夫かな…と思って」。出場連続予選落ちなしが96試合(棄権2試合を含む)に伸び、安堵(あんど)の笑みを浮かべる。

 ただ、ゴルフの調子にはまだ納得していない。スタートの10番パー4では、ピッチングウエッジの第2打をだふり、グリーン手前に大きくショート。前日の9番で6番アイアンを右に大きくプッシュし、池ポチャしたが「あれと同じでした。きょうはそのミスが3回ありました」と表情を曇らせる。「だから、69はいいスコアなのに、疲れました。(嫌な感じが)まだ残っている。そこをなくさないと勝負できません」。立て直しの必要性を強調していた。