首位から出た小野田享也(たかや、25=フリー)2バーディー、5ボギー、2ダブルボギー、2トリプルボギーの84と崩れ、通算7オーバーの53位に後退した。

 「何をやってもダメな日でした…」。ポイントに挙げたのは、グリーン手前から1・5メートルに寄せながら3パットした7番パー3のダブルボギー。「あれで立ち直れなくなりました」と悔やむ。ショックを引きずるように、8番ではティーショットが右に出て紛失球。ショートパットも外して、トリプルボギーをたたいた。

 「ショットのミスが右にも左にも出るから、どうしていいか分からなくなりました。どちらかだけなら対処できますけど…」。ショットが悪ければ、グリーンに乗せても難しいラインが残りやすくなる。前日のツアー自己ベスト「65」を支えたパットでも苦しむのは、必然だった。

 16番でチップインバーディーを決めるなど見せ場もあったが、初の最終組はほろ苦い結果に。「実力不足、経験不足ですね。次につながる、いい経験にしていきたい」。残る最終日に、この悔しさをぶつける。