今平周吾(24=レオパレスリゾートグアム)が4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70で回り、通算9アンダーの275でツアー初優勝を飾った。ただ1人4日間アンダーパーをそろえて2位に6打差をつけ、第1日からトップを譲らない完全V。期待され続けた若手のホープが、ついに殻を破った。

 キャディーを務めた中部学院大ゴルフ部4年の若松菜々恵さんは「ドキドキしました。こんなキャディーが初優勝を経験させてもらって、うれしいです」と涙ぐんだ。4月の岐阜オープンでキャディーのアルバイトをしていた若松さんが、今平のバッグを担いだのが縁の始まり。年齢も近く、息の合ったコンビぶりを発揮した2人だが、今平は「付き合ってないです。友達です」と、苦笑いで強調していた。今後については「また機会があったらお願いしたいですが、今のところは何も決まってないです」と話した。