宮里優作(36=フリー)が2年連続3度目の全英オープン(7月20日開幕、ロイヤルバークデールGC)出場を決めた。3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの72で回り、通算3アンダーの285で9位。今大会上位4人に与えられる全英切符には届かなかったが、今週の日本ツアー選手権森ビル杯終了時点の賞金ランク2位以内が確定した。

 宮里優は「ダボ(ダブルボギー)は痛いな~」と、4メートルから3パットした14番を猛省した。前半で2つ伸ばし、上位4枠も狙える位置だっただけに悔しさは募った。ただ、ツアー選手権を待たずして全英切符を得られる賞金ランク2位以内は確保。「出ないとダメですよね。出て学んでいくので」と静かにうなずいた。

 今年の会場とは縁がある。14年大会に初出場した際、中1週で行われることも多い全英リコー女子オープンが前週に開催。さらに、コースが男子のロイヤルリバプールGCから車で1時間ほどのロイヤルバークデールだった。妹藍のプレーを観戦に訪れ、18ホールをついて回った。「ポットバンカーが多くて、風が強かったですね」と、3年前に“下見”は済ませている。

 今日29日の藍の現役引退会見は「録画しておきます」。国内メジャー連勝がかかるツアー選手権前に、新たな道へ進む妹の姿を目に焼き付けておくつもりだ。