男子ゴルフの片山晋呉(45=イーグルポイントGC)が15日、ツアー選手権森ビル杯開幕前日の5月30日のプロアマ戦でアマチュアの招待客に不愉快な思いをさせ、プレーを断念させたとする件について謝罪の文書を発表し、当面のトーナメント出場を自粛する意向を示した。

 文書では「同伴ゲストの方々に不愉快な思いをさせてしまい、その結果、皆さまに多大なご迷惑をおかけしてしまいました。本当に申し訳ございません」とつづった上で「反省の意を示し、自らを深く振り返る時間を持つべく、当面の間、トーナメント出場を自粛させていただくことにしました」と表明。当該アマには8日、大会特別協賛社「森ビル」には13日に直接謝罪をしたという。

 日本ゴルフツアー機構(JGTO)は処分の要否と内容を今月中に懲戒・制裁委員会で決める方針。片山は文書の中で「当該調査に全面協力させていただくとともに、機構の決定を真摯(しんし)に受け止める所存でございます」としている。今回の出場自粛が処分の要否、内容に影響を与える可能性はないとみられる。