女子ゴルフの今季メジャー第3戦、全米女子オープン選手権は26日から4日間、米ミネソタ州エディナのインターラーケンCC(パー73)で行われる。日本勢では前回10位の宮里藍と上田桃子の米ツアー参戦コンビに上位進出の期待がかかる。

 コースはパー5が5つ、400ヤードを超えるパー4が複数あるなど長く、例年通りの深いラフや速いグリーンが選手を待ち受ける。

 宮里は前週のツアー、ウェグマンズで今季自己最高の6位に入るなど上り調子だ。アイアンショットは本来の切れを取り戻し、小技もさえているだけに、ドライバーとパットの出来が鍵を握る。

 初出場の上田は一時帰国して参加した日本ツアーのサントリー・レディースで優勝し、勢いに乗って臨める。コース設定が厳しく、アプローチやパットでいかに我慢していけるかだろう。

 2年連続出場の横峯さくらは豊富な飛距離を生かし、パー5でスコアを稼ぎたい。予選会を突破した天沼知恵子、吉田藍子はどこまで健闘できるか。

 世界ランキング1位のロレーナ・オチョア(メキシコ)は初制覇を狙う。追うのは過去3度優勝のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)、昨年覇者のクリスティ・カー(米国)のほか、張晶らの韓国勢。18歳のミシェル・ウィー(米国)も注目される。(共同)