女子ゴルフで世界ランキング1位のロレーナ・オチョア(28=メキシコ)は23日、引退の理由を家族と過ごす時間を持つためと説明した。米ツアーで通算27勝を挙げるなど頂点を極めたオチョアは、昨年12月に結婚したパートナーとの時間を重視した。

 現役引退を表明したオチョアは、込み上げる涙をふきながら記者会見に臨んだ。

 -なぜシーズンが終わるまで待たないのか

 オチョア

 アジアでの最初の2つのトーナメントで、自分がモチベーションを感じず、新しい生活を始めたいと思っていることに気付いた。このスポーツで成し遂げたいと思ったことをすべて成し遂げた。今が引退のための最良の時だ。

 -将来、復帰する可能性は

 オチョア

 引退は女子プロゴルフ協会のプロとしてのもの。ゴルフをやめるということではない。世界のあちこちからエキシビションのための招待を受けている。

 -私生活でまずやることは

 オチョア

 私生活は個人のもの。これまでもあまり打ち明けてこなかった。(貧しい子どもたちの)基金やゴルフアカデミーでの活動は続ける。

 -2、3年前のような圧倒的な強さだったら引退決定はあったか

 オチョア

 トップになり、トップであり続けることが夢だった。結婚することもわたしの人生設計だと言ってきた。唯一の答えは、今が(引退の)時機だということだ。

 -妊娠しているとの憶測があるが

 オチョア

 それは正しくない。