日本プロゴルフ協会(松井功会長)は15日、都内で総会を開き、12年からの次期理事20人を選任し、その中から次期会長に千葉地区選出の森静雄理事(58)を信任した。任期は2年。次期理事からの会長選挙立候補者は1人だった。次期副会長は、前田新作(59)、阿部信行(63)、坂井初敏(60)、山口修一(59)各次期理事に決まった。

 森次期会長は会見で「シニアツアーとティーチング(インストラクター)が協会の両輪」とし、シニアツアーについては「営業努力して、小さな試合も入れて2ケタにしたい」と今季8試合からの増加を目指す。「ITを使って会員(約5200人)との情報交換をしたり、協会のPRをしてコストカットにも結びつけたい。ティーチングにも利用したい」と、協会改革にも意欲を見せた。

 森次期会長は80年プロ入りし、現役時代は目立った成績はないが、00年に理事となり、副会長(06~08年)も務めた。