<米女子ゴルフ:RRドネリー・ファウンダーズ・カップ>◇2日目◇15日◇アリゾナ州フェニックス、ワイルドファイアGC(パー72)

 第2ラウンドを行い、21位から出た宮里美香はショットがさえて67をマークした。

 米ツアー4年目を迎えた宮里美が悲願の初優勝に向け好位置につけた。

 屈指の飛距離を持つ17歳のトンプソンと、人気のあるクリーマー(ともに米国)とのプレー。この日の第1打の平均飛距離は223・5ヤードで、2人に50ヤードも置いて行かれることもあったが、アイアンショットの精度でカバーした。「先に第2打をピンにつけて上がったら(私が)バーディー。そういうゴルフでも戦っていける」。

 言葉通り、10番から出て前半は2バーディー。折り返した後はさらにショットの精度を上げて2、3、5番とバーディーを重ねた。

 もともとショットがいい宮里美だが、今季からクラブをアマチュア時代に親しんだメーカーのものに一新。「すごく手応えを感じている」という。

 3日目からは天候が崩れる予報。「いかに自分のゴルフができるか。ショットの好調が続けばいける」とツアー初制覇に期待をかけた。