男子ゴルフの「片山晋呉インビテーショナル

 ネスレ日本マッチプレー選手権」は12日に、静岡・葛城GCで開幕、11日にはプロアマ戦が行われた。

 急きょ出場が決まった石川遼(22=CASI0)も出場し、その後に入念に調整した。石川は米ツアーから3日に帰国し、その後、風邪をひいたそうだが、「鼻水が出て、のどが少し痛いけど、状態はいい」とゴルフは好調のよう。1回戦の相手は貞方章男(22)で、「まったく違うプレースタイルなので、面白いと思う」と話す。

 マッチプレーでは、相手を見ての駆け引きも必要で「マッチプレーにはゴルフの醍醐味が詰まっている」とも言った。ストロークプレーなら同組の選手のプレーやスコアに関係なく、最善を尽くして1打でも少なくホールアウトすることを考える。だが、マッチプレーでは仮に相手が先にドライバーでOBを打ってボギー以下が濃厚な場合、自分は確実に刻んでパー狙いにすることもあるという意味だ。

 一方で、相手を意識したプレーを18ホール続けることは「精神力も必要になる」(石川)。米ツアーで腕を磨き、世界ゴルフ選手権シリーズのアクセンチュア・マッチプレー選手権など、マッチプレーの経験も多い石川が、どんな勝負を見せるか期待がかかる。

 本大会は今年からの新規大会で、ツアー競技には含まれていない。