<女子ゴルフ:日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯>◇第3日◇13日◇兵庫・美奈木GC(6645ヤード、パー72)◇賞金総額1億4000万円(優勝2520万円)

 プロ2年目の鈴木愛(20=フリー)がドタバタの末、首位を守った。

 2位に4打差つけてスタートしたが、2番パー4でいきなりダブルボギーをたたく。第1打を右斜面のラフに打ち込み、フェアウエーに刻むつもりの第2打もラフ止まりと3オン3パット。3番パー4も第1打を左ラフに入れ、第2打は木に当たって左がけ下のラフへ…。5オン1パットで連続ダブルボギーとなった。

 「すごく苦しかった。『あと何ホールあるんだろ?』と考えたり『0(イーブンパー)までスコアを落とすんじゃないか?』と思ったり…」。初体験の首位で、スタートホールから大歓声を浴び「うれしいんですが、それで緊張しちゃって…」とこぼした。

 それでも、4番以降は3バーディー、2ボギーと踏ん張り、75で粘った。「もっと崩れてもおかしくなかったし、上出来です」。最終日には大会初出場初優勝と「20歳128日」の大会最年少優勝がかかる。「緊張せずにはいられないでしょうが、できるだけ平常心でプレーしたいです」と話していた。