<米女子ゴルフ:コーニング・クラシック>◇最終日◇24日(日本時間25日)◇米ニューヨーク州コーニング、コーニングCC(6223ヤード、パー72)◇賞金総額150万ドル(約1億4250万円)優勝22万5000ドル(約2137万5000円)
新人の宮里美香(19=フリー)が、早くも来季のシード権を確定的にした。首位スタートから70で回って通算19アンダーの269までスコアを伸ばしたが、67で回った曽雅■(20=台湾)に逆転されて2打差の4位。出場8戦目での日本人最速米女子ツアー優勝はならなかったが、ツアー自己最高位で今季獲得賞金は10万ドル(約950万円)を突破した。
宮里美の心は、負けても晴れやかだった。
「やっぱり悔しいけど、いい経験をさせてもらった。4日間アンダーパーだったし、今日は悪い中ででも2アンダーで回ったので自信にもなる」。
逆転負けを喫した相手の曽は、1学年上でジュニア時代からのライバル。仲も良く、昨年の全米女子プロで曽が優勝したことで、宮里美は「私もアメリカに行く」と決意した。18番を終えて1組前でホールアウトしていた曽を見つけると、笑顔で抱きつき祝福した。
大物新人も、極度の緊張状態に陥った。日本人最速となる出場8戦目での米ツアー制覇へ、最終日最終組で首位からスタート。「朝の練習からナーバスだった。久しぶりにこんなに緊張した」。前日には62をマーク。距離が短くビッグスコアが出やすいコースがこの日は「伸ばさないといけない」と重圧になった。
1番でいきなり3パットのボギー。落ち着き始めた9番でチップインバーディーを決めると「うれしくて泣きそうだった」。崩れず70で回ったが、優勝には2打足りなかった。31回目の今年で幕を閉じる大会で、89年岡本綾子に続く勝利は逃した。
それでも米ツアー自己最高の4位に入り、今季獲得賞金は10万7872ドルとし、賞金ランク39位に浮上した。同90位内に与えられるシード権の「当確ライン」は昨年こそ12万ドルだったが、4試合減の今年は減額が見込まれ、来季シード権獲得は早くも確定的だ。
参戦初年度8戦目での賞金10万ドル突破は、昨年の上田の7戦目には及ばないものの、06年宮里藍と同じ速さだ。6位に入った3月ホンダLPGAの賞金約5万ドルは推薦出場のため加算されていないにもかかわらず、ハイペースで賞金を積み重ねている。「(優勝は)そんなに遠くはないと思う」。厳しい経験を積んだ宮里美の言葉に、力がこもった。※■は女へんに尼

