<女子ゴルフ:伊藤園レディス>◇2日目◇14日◇千葉・グレートアイランドC(6619ヤード、パー72)◇賞金総額9000万円(優勝1620万円)

 浜崎あゆみ似の美人プロ宅島美香(23=アコーディア・ゴルフ)が、プロ4年目での初賞金シード権獲得へ前進した。降雨による中断もありながら71で回り、通算1オーバーの145。日没サスペンデッドになった時点で、18位グループにつけた。現在シード権獲得ラインぎりぎりの賞金ランク51位で、今大会でトップ10入りならほぼ当確だ。未ホールアウト22選手では、14ホールを終えた横峯さくら(23)が、通算8アンダーでトップの位置にいる。

 最大瞬間風速16・4メートルの悪天候の中でスコアを1つ伸ばした宅島が、好プレーの秘密を明かした。「予選会(QT)のことを考えたら気が楽になったんです。そうしたら(ツアーの)予選も通るようになって」。賞金シードから外れた選手が出るQT。初シード権獲得への気負いを抑えることで重圧から解き放たれ、伸び伸びプレーすることができた。

 きっかけは、横峯さくらの発言にあった。「横峯さんが賞金女王をあきらめると言ってから、勝ってる。目標は違うんですけど、まねしようと思って」。QTを視野に入れ、4月にぎっくり腰になって以降自粛していたトレーニングを再開。ほぼ毎日走り込み約20分、野球バット振り70回を繰り返した。するとそこから4戦連続の予選突破。「気持ちの切り替えは大事」と実感したという。

 20ヤードも落ちていた飛距離も15ヤード回復。それでも「飛ばないので」と恥ずかしそうだったが、その戻り具合が、この日の強風にうまくはまった。ピン前2メートルにつけた13番の第3打など、向かい風の残り約150ヤードから、3番ウッドを使うこと4回。普段のこの距離で使う11番ウッドより球が低く出るため、上空での風の影響を最小限に抑えられた。

 今大会を含めて今季はあと2試合。「考えすぎないようにしてるんですよ」と前置きしながら挙げたシード権当確ラインは、1500万円以上。現在獲得賞金は1323万3000円で、今大会10位以内(賞金180万円以上)なら目標達成だ。「今週でちょっと稼ぎたい。明日が楽しみですね」。あくまで気負わず、さらりと話した。【阿部健吾】