不倫スキャンダルの渦中にいるタイガー・ウッズ(33=米国)が、妻だけでなく、父も裏切っていたという衝撃的な疑惑が浮上した。13日付の英大衆紙「ニュース・オブ・ザ・ワールド」は、06年5月3日に父アールさん(享年74歳)が心臓病と末期がんで他界した時、ウッズが愛人の1人であるジェイミー・ジャンガーさん(26)と、背信行為にふけっていたと伝えた。

 同紙によると、当時母クルチダさんから「(アールさんの)容体が悪い」と知らせを受けたウッズは、アールさんが入院中のホスピスに駆けつけたが、数時間後には自宅に戻り、ジャンガーさんとセックスをしたという。ウッズがアールさん死去の報を受けた時の状況について、「私はパンティー1枚の姿で彼の隣にいた」というジャンガーさんの証言を掲載している。

 アールさんは、生後9カ月からウッズにゴルフを教え、自宅の車庫に練習場をつくってスパルタ指導した。同時に「ゴルファーである前に立派な人間に」と人間教育にも愛情を注いだ。ウッズの成功で、その「父子物語」は一気に世界に伝わった。ウッズは06年7月全英オープンで優勝し、「本当に父に見てほしかった」と号泣した。

 ウッズは父の死を受け、当時「父、コーチ、人生の師、友人として素晴らしかった」などと自身のホームページに記したが、まさかその数時間前まで愛人とベッドにいたとは…。ジャンガーさんは11日にも、米国のテレビ番組に出演し、ウッズとの関係を具体的に告白していた。