<米男子ゴルフ・世界選手権シリーズ:CA選手権>◇最終日◇14日(日本時間15日)◇米フロリダ州、ドラル・リゾート(7334ヤード、パー72)◇賞金総額850万ドル(約7億6500万円)優勝140万ドル(約1億2600万円)
【マイアミ(米フロリダ州)=阿部健吾】池田勇太(24=日清食品)が、海外ツアー自己最高位の22位で終えた。21位から出て、4バーディー、2ボギーの70をマークし、通算5アンダーの283。目標の10位以内には届かなかったが、大会前に激励会を開いてくれた日本国総領事館の関係者が応援に訪れるなか、お礼の意味も込めたラウンドでスコアを伸ばした。次戦トランジションズ選手権(18日開幕)でさらなる上位進出を狙う。通算18アンダーでアーニー・エルス(南アフリカ)が2年ぶりの通算17勝目を挙げた。
日本語の歓声に後押しされるように、池田が最終日をアンダーパーで締めくくった。観戦に来ていたのは、在マイアミ日本国総領事館の関係者約20人。「ありがたいね。こういうところまできて、日本語で応援されるとね」と感謝の意を示した。
大会前の8日に、ゴルファーとしては初めてマイアミにある官邸に招待され、激励会を開いてもらっていた。皆で一緒に食事をし、お返しにサインをプレゼントするなど親交を深めた。ひときわ大きな声で応援をしていた並木芳治総領事が仕掛け人。大のゴルフファンで、自ら日本プロゴルフ協会の松井功会長に手紙を書き、会を催した。「これから毎年この試合に出てもらいたいですね」と、今後も継続的な応援を約束した。
4日間競技は昨年12月の日本シリーズJT杯以来だった。腰痛の影響から球を打ち始めてまだ1カ月で、世界のトッププロが集う一戦で22位。「上出来。トップ10を狙っての結果だけど、これはこれで励みにはなる」とうなずいた。最終日も4番、13番とともに200ヤードを超えるパー3でもきっちりバーディー。「アイアンの飛距離は通用すると感じた。自分なりには収穫は大きかった」と手応えも得た。
終盤にショットが幾度か乱れた。「左の背中がうまく回転できない部分があった」と、回復に努める腰痛が原因だったが、表情に暗さはない。今週はトレーナーが帯同していなかった。練習内容は、自分で考え実践していた。「そういう意味では1週間保っているのは上出来」と話す。休養にあてる15日にはトレーナーが合流する予定で、不安も軽減する。今週から4月8日開幕のマスターズまで3大会に出場。「きちんと上位にもいきたいね」と堂々と話す姿に、さらなる活躍が期待された。

