【タンパベイ(米フロリダ州)16日=阿部健吾】石川遼(18=パナソニック)が、マスターズで復帰するタイガー・ウッズ(米国)を、意図的に「無視」する。18日開幕のトランジションズ選手権に向け、会場のイニスブルック・リゾートで練習ラウンドを実施。ウッズのマスターズでの復帰決定を伝え聞くと「興奮する。世界中のファンがわくわくすると思う」と言いつつ、「ついつい注目してしまうが、僕は視聴者ではない。あの舞台に立てる選手の立場。限りなく意識しないように徹したいと思う」と力強く言い切った。

 選手の立場としては「無視」できたとしても、やはりあこがれの存在の復帰に興奮は隠せない。約5カ月のブランクから、いきなりマスターズに挑むウッズについて「さすがに(ブランクは)関係がある。練習と試合は別」。「それでも4日間良いプレーをしたら、ずばぬけているという証しですよね。精神力がすごく見ものです」と期待した。

 今大会に向けては「良いプレーをすれば予選は通るという感じ。去年よりは少し数字を意識していいんじゃないか」と自信がのぞく。3週間後に迫るウッズとの「競演」に向け、弾みをつける上位進出を狙う。