<女子ツアー:NEC軽井沢72>◇最終日◇15日◇長野・軽井沢72G北C(6628ヤード、パー72)◇賞金総額7000万円(優勝1260万円)

 

 宮里藍(25=サントリー)が今季国内初優勝を逃した。首位タイで迎えた最終日は2バーディー、3ボギーの73とスコアを落とし、通算8アンダーの208で4位に終わった。優勝こそ逃したものの、今季国内獲得賞金を1364万円、同ランク39位とし、来季のシード権をほぼ確定させた。今後は米賞金女王と、目標のプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)獲得に向け、米ツアーに集中する。

 宮里の表情に充実感が漂った。約3カ月ぶりの日本ツアー。2日目まで首位も、今季初優勝は逃した。だが、4位に踏みとどまったことで、来季のシード権獲得を確実にした。「日本ツアーのシードもキープしたかったので、1つでも上位に行くつもりでプレーした」と笑顔を浮かべた。

 シード権を失っても、主催者推薦で8試合に出場可能。だが、シード権を保持し、自由にスケジュール調整できるメリットは、日米両ツアーを行き来する身にとっては大きなプラスになる。この日は4番で首位から陥落すると、15番では逆に4打差をつけられたが、最後まで集中力は切らさなかった。

 逆転Vを許した韓国出身の李からは逆に勇気も得た。李は00年日本ツアー参戦以来、通算13勝目。流ちょうな日本語を話すなど、異国で懸命にプレーする姿は、自分に重なる。「他の国の言葉は難しいし、大変。日本で頑張っているのはすごい」。6000人以上のギャラリーの声援にも「(米ツアーで)厳しい戦いの真っ最中。力になる。頑張ろうと思った」と感謝した。

 今後は悲願の米賞金女王、目標の年間最優秀選手に向け、米ツアーに集中できる。16日に渡米し、週末から米ツアーのセーフウェー・クラシック(20日開幕、米オレゴン州)に出場する。「ベストを尽くしての4位。優勝争いをすることが今後に向けても重要だから」と、約3カ月ぶりの日本ツアーに悔いは残さなかった。