<米男子ゴルフ:プレーオフ第1戦:バークレイズ>◇初日◇26日◇ニュージャージー州パラマス、リッジウッドCC(7319ヤード、パー71)

 離婚成立後の初ラウンドとなったタイガー・ウッズ(34=米国)が、いきなりの首位発進を決めた。今季自己最少スコアとなる65で6アンダー。23日にエリン元夫人との結婚生活に終止符を打ったばかり。私生活面で1つの区切りをつけ、不振が続いたゴルフの調子自体にも復調の兆しが見えてきた。「プロになって4度目」というスイング改造にも乗り出しており、復活Vへも自信をのぞかせた。

 独身に戻った虎が、吹っ切れた表情で快進撃をみせた。米ツアーでは09年9月のツアー選手権2日目以来、36ラウンドぶりの首位に立った。世界ランク1位の実力を久しぶりに発揮し、「ラウンド中ずっとボールをコントロールできた。興奮しているよ。今年ずっと忘れていた感覚だった」と満足そうに答えた。

 昨年12月に発覚した不倫騒動に揺れ続けた今季。出場自粛で序盤戦を棒に振るなど、9戦未勝利と不調が続いた。だが、23日にエリン元夫人との離婚が成立。今大会前の会見では「悲しい」と吐露していたが、ゴルフに集中できる環境を手にしたのも事実。好プレーを振り返りながら話す表情には、どこかスッキリしたものが感じられた。

 この日は前日まで降り続いた雨の影響で、フェアウエー(FW)上のボールは、泥を落とすために拾い上げて良いというルールが適用された。特別規則を最大限に生かすため、精度重視でドライバーを握ったのは2回。すべてのパー5(今コースは3ホール)で3番ウッドを握ったのは06年全英オープン以来と徹底し、FWを外したのは14回中1回しかなかった。

 「大きくスイングを改造するのはプロになって4回目」と、新たな決断もしていた。教え子のメイハン、ローズがそれぞれ今季2勝しているショーン・フォーリー氏に師事。「まだ公式に契約はしていない」が、前々週の全米プロからスイング時の頭、胸の位置などの助言を受けている。「どこを変えるか?

 全部だよ。前に比べどこが悪いかは分かってきた」と話した。

 賞金とは別のポイントにより、出場資格が決まるプレーオフ。初戦となる今大会は125位以内で、ウッズは112位で滑り込んだ。今大会で50位前後に入らなければ、同ポイントでの100位以内に入れず、第2戦の出場権を逃す可能性もあったが「優勝すればオーケーだろう」と強気な姿勢も戻ってきた。