<女子ゴルフ:サントリーレディス>◇最終日◇12日◇兵庫・六甲国際GC(6499ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)
藍、さくらに続け!
アマチュアの森美穂(18=福井工大付福井高卒)が71で回り、通算イーブンパーの34位で「ベストアマ」に輝いた。同タイトルは過去に古閑美保、宮里藍、横峯さくららが獲得したトッププロへの“登竜門”。タレント藤本美貴似でルックス抜群の新星が、7月のプロテストへ弾みをつけた。
喜ぶより先に、悔しさがこみ上げた。最終9番で2メートルのバーディーパットを外した森が、唇をかんだ。入っていれば単独でベストアマを獲得できたが、結局フィリピンから来たイケダと同順位でタイトルを分け合った。「一緒なんで、何とも言えないです」。端正な顔が少しゆがみ、負けず嫌いな一面を見せた。
それでも、スターへと続く道を歩み始めたのは確かだ。今大会のベストアマには古閑、宮里、横峯、有村ら現在日本のトップに立つプロが名を記してきた。森も2日目終了時点では、8打差あったイケダとの差を残り2日間で追いつき、大会初出場でタイトル奪取に成功。「3、4日目をアンダーで回れたのは評価できる」。7月のプロテストへ大きな手応えはつかんだ。
タレント藤本美貴似のルックスで、人気急上昇中だ。プロ入りを前に、既に活躍を見越した芸能事務所も動き始めている。肝心の実力も09年日本ジュニア優勝など、同世代ではトップクラス。高校を卒業した今春からは愛知・三好CCに練習拠点を置き、男子プロの上井邦浩から小技を学び安定感も増してきた。
普段はチョコレート菓子「ガルボチップス」が大好きで、笑みも絶えない18歳だが、クラブを握れば表情が引き締まる“ツンデレ系”。17日開幕のニチレイレディス(千葉・袖ケ浦CC)がアマとして最後のツアー出場になる予定だ。「出る試合は優勝目指してやってます」。プロ転向前のラスト舞台も、強気に攻めていく。【木村有三】
◆森美穂(もり・みほ)1992年(平4)12月19日、三重県生まれ。3歳でゴルフを始める。福井工大付福井中3年時の07年フジサンケイでツアー初出場(予落)。今大会までツアー通算25試合に出場しベストアマは5度目、最高位は09年大塚家具レディスの17位。趣味は「寝ること」。長兄雄貴さん(20)次兄博貴さん(19)ともにトップアマのゴルフ一家。157センチ。

