<米女子ゴルフ:台湾選手権>◇初日◇20日◇楊梅(台湾北部)サンライズ・クラブ(6390ヤード、パー72)◇賞金総額200万ドル(約1億6000万円)

 宮里藍(26=サントリー)が、今季2度目の首位スタートを切った。5バーディー、1ボギーの4アンダー、68で回り曽雅■(22)と並んでトップに立った。台湾特有の強風にも、我慢強く対応。7月エビアンマスターズ以来の今季2勝目へ好発進した。宮里美香(22)は70で6位、上田桃子(25)は74で38位につけた。

 強い風に、負けなかった。宮里藍が我慢強く4アンダーをマーク。8月カナダ女子オープン以来、今季2度目の首位発進を決めた。「大きなミスもなく全体的に内容が良かった。気持ちもうまくコントロールすることができた」。

 孫文が、辛亥革命で清朝を倒して建国した中華民国の「建国100年周年記念事業」として、台湾で初開催された米女子ツアー。初日から1万人を超す観客が集まり、カメラのシャッター音が鳴る場面もあった。それでも宮里藍は集中し「米国よりも1打1打に拍手をしてくれて、すごくうれしかった」と笑顔で話した。首位に並ぶのは世界ランク1位で、地元台湾出身の曽。気を引き締め、今季2勝目を目指す。※■は女ヘンに尼