東北福祉大3年の松山英樹(20)が「宮里イズム」注入でさらなる飛躍を目指す。11日に沖縄・那覇GCで開幕する国内メジャー、日本オープンに向け、9日に会場入りし、ショット、パットの練習を行った。パッティンググリーンでは、宮里聖志、優作、藍の父である優さんから、パットのレッスンを受けた。

 松山は3きょうだいの中で特に藍のファンだと公言し、ゆったりとしたスイングリズムを取り入れるなど、ショット面で参考にしてきた。先月には沖縄・名護市の大北ゴルフ練習場を訪れ、優さんにショットなどの指導を仰いでもいた。

 この日もアドバイスを受けて、アドレスの際の右ひじの角度を修正。ストロークの方向性を良くする練習を重ねた。「パットはうまくなりつつあります」と松山。今大会はスピードが速く、極端な起伏も多い難しいグリーンが続くだけに、自分のパット技術を試すには格好の舞台でもある。

 7日まで世界アマ出場のため、トルコ・アンタリアに遠征した。時差ぼけ解消のため「まずはしっかり寝ないと」。予選ラウンドでは国内ツアー賞金ランク1位の藤田、2位の池田と同組にも入った。体調を整え、爆発力をメジャーで発揮する。【塩畑大輔】